触れないで水面に写す 瞳の奥を掻き乱さぬように

「クラゲ」
砂場って圧倒的にミドルテンポの曲が多くて、個人的にも
勢いのある速い曲作りたいっていうのがあって作った曲。
確かスタジオの時に軽く合わせて、これいいじゃん!
的な軽いノリで決まった気がするんです。
僕自身、実は最初の原案時点ではあんまりこの曲好きじゃなくて。
いまいちかなって思いながら軽く弾いてたら、
メンバーが曲にしようって乗ってくるもんだから
それじゃあやってみようかという流れだった気がする。
何度かお蔵入りしかけつつもやってみる中で、カポタストを使って
チューニングをドロップにしたら響きがかっこよくなって
自分でも好きになれたっていう裏話。。
引っかかってる部分がどこで解消されるかわかんないから、
やっぱりやれるだけやってみたほうがいいという教訓でした。


僕の場合、コードの響きが大切みたいです。
3ピースだから音の作りがある程度限定される中で
下手するとすぐありがちなつくりになってしまう。
そんな中、どれだけその枠からはみ出せるか・・
というのが結構こだわりどころだったりします。


この曲は持ち前のキャッチーさで、配信リリースが決まり
PVまで撮影するということになって、
なんだか砂場的には眩しいばかりの活躍をしてくれた曲です。
真夏の撮影、、暑かったな。詞はそんなことないんですが、
そんなことから僕にとっては、夏!というイメージです。
焦燥感と疾走感の二つをテーマに作ったので、
本編はひたすら何かを目指して走る女性を追いかけるカメラワークですが
「ランローララン」を彷彿とさせて、監督の好みが垣間見えます。


PVには、畠山君が海の中でひたすらスティックで海面と格闘する
別バージョンが存在するのですが、それはまた別の話。。