指差した世界は蝋燭になって 溶け出した嘘のように

「タワー」
ライブやらなんやらでちょこちょこと東京に
行くようになってしばらくして、の頃に出来た曲です。
そのころは確かまだメンバーは長野に居て、僕が名古屋に住み始めて暫らく。
僕は名古屋に住んでるので、当然東京は最初知らない土地です。
やっぱり外から来た人とそこに住んでいる人では、土地に対する意識が違う。
まだその土地に根付いていない僕にとって、
”何処に居ても、そこに在る”タワーの存在に、
どこか支えられるところがありました。


あと、なにより東京タワーはかっこいい。
夕刻ふと振り返って、そこにライトアップされた彼の姿を見たときに
思わず感嘆したのを今でも覚えています。


曲のタッチは、砂場の中では一番オルタナ感が強いですね。
一時期USインディーに深く傾倒した時期があってその時期の影響が濃いかも。
Bメロで左右に振って絡ませたギターとか、ギターソロとかのフレーズは
はたけに聴かせたら無言で頷いてみせたので、自信もって弾く事にしました。
全体的なバンドサウンドは、リズム隊二人にどっしりと支えてもらって
ギターはとことん荒っぽくという感じです。
乗っけたメロディと節回しがいぶし銀に古風なもんで、
umiQさんにレコーディングのときサブちゃん言われたのは忘れません。
ざっぱーんと後ろに大波背負って歌う姿を浮かべて頂ければ幸いです。